数字が全て マクナマラの誤謬
2021年 2月よりブログの更新を毎週月曜日の夜に変更しました。
マクナマラの誤謬
数字が全て。 社会に出て働きだしたり会社に行ったりすると、この言葉はよく聞くと思うんですよ。 営業なんか特にそうでよね。 契約数。数字。それが全て。 契約数を多く取れる人が仕事ができる。 数字として形になって現れる。 例えで言えば営業に出て適当に遊んでいてもしっかり契約を取ってくるならば毎日必死に朝から晩まで真面目に一生懸命仕事をしていても一件も契約が取れなければ数字も含めて完全にどちらが会社に貢献していたり仕事ができるかという点では明白です。 だからこそ社会に出て会社に勤めると一番言われるのは数字が全てという事です。
自分の業界でも言われます。 来客数。来院数と言う事ですね。 腕が良い整体屋は来院数が上がる。 人気がある整体屋は来院数が上がる。 結果それが数字として現れる。 よく言われました。 しかし自分がこの業界で働いてみてまた新たに分かったり感じたりすることもあるんですよね。
これも聞いたことあるかもしれませんがマクナマラの誤謬ってやつで簡単に言うと数字にこだわるばかり に物事の全体像を見失うと言う事です。
最近だとビッグモーターとかの件が分かりやすいですよね。 数字を上げるためには詐欺だということでも平気でするっていう事です。 それはその会社で当然になっているし当たり前になってるんですよ 。 ビッグモーターの外側の人間から見たらそれはまともな仕事ではないし、それ詐欺やんって思ったりとかします。 でもビッグモーターの中からすれば数字を上げる人は仕事の出来る人なんですよ、 数字を上げる奴が凄いっていう。 しかし ビッグモーターの外から見れば まともな仕事をしていないと見えますよね。
自分たちの業界で言うと 来院する人はいっぱいいるけど全然身体の状態が良くならないって言ってたら、それは良い整体院なのかなってなりますよね。 整体院に限らず病院でもなんでもなんですけど、リハビリにずっと行ってるのに変わらない良くならない。 整骨院に毎日電気やって行ってるのに良くならない変わらない。 でも毎日行ってるから来客は凄く来ている感じなんですよ。 しかしそれが良い病院であったり良い接骨院であったり良い整体院であったりするかどうかは分かりませんよね。
物事の本質は数字で見える部分だけでは判断できかねるということ ですよね。 だから数字が全てとばかり言う方はいつもそれはどうかな?って自分は思っています。 自分の業界でも数字は全てって言ってる人をよく見てきましたから。
でも自分はきっとそっち側の人間ではないんだなって思っています。 しかし数字が全てって言ってる方の方が商売で言うなら儲かるんですよ。 だからそういう部分では自分は数字が全てと言ってる人と比べた時に儲かるか儲からないで言うのを勝ち負けで言うと負けていると言う事ですね。 でもそれは仕方がない。 たとえそんなに儲からなくても自分の理想とする整体院が作りたいとか自分の理想とする整体がしたいとか思ってやっていますから。その部分では仕方がないかなと思います。